モンテッソーリ教育は時代遅れ?後悔したポイントや合わない子もご紹介!

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「モンテッソーリ教育はもう時代遅れ!」

「モンテッソーリ教育をやって後悔した…」

「モンテッソーリ教育に合わない子がいるって本当?」

モンテッソーリ教育が良いって聞いて調べてみたけど、意外に悪い評判もあって少し不安になってきたよ…

くまのすけ

かなり昔に開発された教育法だし、教育内容にも賛否両論があるみたいだよ。

最近だと将棋界で天才と呼ばれる藤井聡太さんがモンテッソーリ教育を受けて育ったと話題になりました。

気になってはいるものの賛否両論があり、導入を迷っている方も多いのではないでしょうか?

私もモンテッソーリ教育を初めて調べた時は良い評判ばかりではなく不安もあったのですが、結論からお伝えすると、モンテッソーリ教育は現代からしても素晴らしい教育法です。

ただそれと同時に、家庭ごとの子育て方針や価値観、教育環境作りなどについてメリット・デメリットをしっかり把握した上でやるかどうかを判断する必要があるとも感じました。

この記事でわかること
  • モンテッソーリ教育の概要
  • モンテッソーリ教育が時代遅れと言われる理由
  • モンテッソーリ教育で後悔したポイント
  • モンテッソーリ教育が合わない子
  • モンテッソーリ教育で後悔しないためのポイント
  • モンテッソーリ教育のおすすめの始め方

今回はモンテッソーリ教育が時代遅れと言われる理由やデメリットなど、不安な声に関することについて調べたことをまとめてわかりやすく解説しています。

また、記事後半では時代遅れではない理由後悔しないためのポイントもわかりやすくまとめて解説しております。

本記事を読むことでモンテッソーリ教育に関する悪い評判や不安が解消されるかと思いますので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。

30代の1児の父。子どもの発達に不安を感じ、知育玩具に興味を持つ。
様々な種類の知育玩具やモンテッソーリ教具を実際に体験した経験をもとに、リアルなレビューや情報をわかりやすくお届けしていきます。

目次

モンテッソーリ教育とは?【時代背景を簡単に解説】

モンテッソーリ教育はイタリアの医師・教育者であるマリア・モンテッソーリによって開発された教育法です。

1907年、マリア・モンテッソーリは恵まれない子どもたち向けに「子どもの家」という預かり施設を作り、そこでの実践からモンテッソーリ教育法を確立しました。

100年以上も前にできた教育法なんだね!

モンテッソーリ教育は個々の子どもたちが自らの発達段階や興味、好奇心に基づいて学び、自己を発見し、自立心や集中力、協調性などを育むことを目指しています。

モンテッソーリ教育は元々、障害児や発達上の遅れがある子どもたちを対象として開発された教育法でしたが、現在では幅広い年齢層や能力レベルの子どもたちに対して利用されるようになり、一般的な教育法として世界中で広く受け入れられています。

モンテッソーリ教育が「時代遅れ」と言われる3つの理由

聞いてる感じでは良い教育法っぽいけど、なんで「時代遅れ」って言われているのかな?

くまのすけ

色んな意見があるんだけど以下の意見が多い印象だね。

モンテッソーリ教育が時代遅れと言われる理由
  1. 一般的な教育方法と大きく異なるため
  2. IT機器を使用しないので現代に合っていない
  3. 現代社会で重要な協調性が育ちにくいイメージ

※尚、記事後半ではモンテッソーリ教育が時代遅れではない理由の解説もしております。

それぞれ詳しく解説します。

1.一般的な教育方法と大きく異なるため

くまのすけ

21世紀の今、学校ではみんな一律に作られたカリキュラムの教育を受けて、テストの点数で評価するのが一般的だよね?

うん!確かに現代教育はそのイメージだね。

くまのすけ

それに比べて、モンテッソーリ教育は子ども一人ひとりの興味や発達に合わせて学習内容を調整するから現代に合っていないと言う声があるんだ。

なるほど…。小学校からは特にその傾向があるよね…

また、学校などでモンテッソーリ教育をする環境が整えられていなかったり、認知度や理解度がまだまだ薄いことも、モンテッソーリ教育に対する偏見や批判に繋がっている背景があります。

2.IT機器を使用しないので現代に合っていない

21世紀になった今、幼児教育でもスマートフォンやタブレットなどIT機器を利用した学習が多く取り入れられています。

しかし、モンテッソーリ教育では基本的にIT機器は使用せず特定の教具のみを使用する方針のため、IT機器を必須レベルで使用する現代には遅れているイメージがあるという声もあります。

最近では通信教育でもタブレットを使った学習がデフォルトになったよね。

3.現代社会で重要な協調性が育ちにくいイメージ

現代の社会では、協調性を発揮するチームワークやコミュニケーション能力などが必要とされるシーンが多いですよね。

ですが、モンテッソーリ教育では自主性を重視している教育なので協調性が育ちにくく、学校や会社での集団行動でちゃんと馴染めないのではないか?という意見もあります。

くまのすけ

好きなことや興味があることを徹底的にやらせる方針だから、わがままな子にならないか心配ってことだね。

次項では、実際にモンテッソーリ教育をやってみて後悔したというリアルな口コミもご紹介します。

モンテッソーリ教育で後悔した4つの理由

くまのすけ

後悔の声で主に多かったのが下記の4つの理由かな。

モンテッソーリ教育で後悔した4つの理由
  1. 協調性に欠けるわがままな子に育ってしまう
  2. 子どもに対する接し方やサポートがうまくできない
  3. 小学校に入った後に周囲に馴染めない
  4. 想像以上にコストが掛かり続けられない

1.協調性に欠けるわがままな子に育ってしまう

モンテッソーリ教育では自主性を重視して、興味があることをとことんやらせてあげる方針となっています。

逆に言えば、興味がないことや嫌いなことはやらないため、それが原因でわがままだったり協調性がなく育っているのではないか?という意見もありました。

2.子どもに対する接し方やサポートがうまくできない

親自身がモンテッソーリの教育方針を十分に理解していないと、子どもの行動に対して適切な接し方やサポートが上手くできず、余裕もなくストレスになってしまうという場合もあるようでした。

また、モンテッソーリ幼稚園に通園する家庭では、幼稚園の方針と家での接し方も合わせる必要があるため、親自身が幼稚園の教育方針を理解して受け入れていないと教育に矛盾が生じてしまったり、なかなか上手く対応ができなかった方もいるようです。

3.小学校に入った後に周囲に馴染めない

小学校に入るとしっかり時間や規則が決まっていたり、集団行動も多く「社会」を経験するようになりますが、今まで自主性を重視して比較的自由に学んできた子どもにとってはなかなか馴染めないという意見もありました。

4.想像以上にコストが掛かり続けられない

モンテッソーリ教育を取り入れている施設は、通常の施設と比較して高価に設定されています。

また、モンテッソーリ教育の「おしごと」で使用する教具(おもちゃ)も基本的に本物の質にこだわっていますが、一つひとつが非常に高価となっており、想像以上に家計の負担が大きくて諦めたという声もありました…

モンテッソーリ幼稚園に入れて後悔したという声も…【怖い、気持ち悪い】

くまのすけ

通常の悩み以外に、モンテッソーリ幼稚園に入園したことで後悔したという意見もあったから紹介するよ。

モンテッソーリ幼稚園に入れて後悔した4つの理由
  1. 幼稚園によって教育の質に差がある
  2. 外遊びの時間が少ない
  3. 行事が少ない
  4. 異年齢交流(縦割り保育)が合わない

保育者によって教育の質に差がある

幼稚園教諭免許を取得する過程で、モンテッソーリ教育について十分に勉強する時間が確保されていないのが現状です。

そのためモンテッソーリ教育についての理解度や対応は保育者によって大きく異なるため、先生の対応に対して「怖い」「気持ち悪い」といった声があり、安心して任せられるのか心配などといった意見もありました。

もし入園を検討する際は様々な視点から見極めが重要かもしれませんね。

外遊びの時間が少ない

一般的な幼稚園は毎日外遊びする時間がある程度確保されていますが、モンテッソーリ幼稚園はおもちゃで学ぶ「おしごと」の時間が組み込まれているため、運動の時間が比較的少なく、子どもによっては一日運動しない子もいたりします。

活発で運動が好きな子どもだとストレスに感じる可能性もあるので、適性を見極めて幼稚園に入れるかどうかを決めると良いでしょう。

行事が少ない

モンテッソーリ教育では「敏感期」という極めて感受性の高い時期が9種類ほどあるのですが、その内の1つに「秩序の敏感期」というものがあります。

「秩序の敏感期」は生後6ヶ月〜4歳までの間に訪れる敏感期で、正しい順番やルーティンなどについて特に吸収力が高い時期とされており、この時期に効率的に秩序を学ぶため日常生活をできるだけ安定させたい考えがあるので、基本的に日常生活から外れる特別な行事は極力行わない方針になっています。

親としては楽しそうにイベントに参加している子どもの姿が見られないのが残念という意見もありました。

肯定的な意見としては、淡々とした安定した毎日を過ごすので「子どもの負担が少なかったり、家庭での習い事や予定を立てやすい」という意見もありました!

異年齢交流(縦割り保育)が合わなかった

モンテッソーリ教育では、異年齢交流(縦割り保育)を通じて能力の異なる子供たちが互いに助け合ったり、協力したりする機会を増やし、社会的なスキルや共同生活のスキルを身に付けることを目的としています。

ただ、子どもによっては年上の子に強い言い方をされるのがストレスで子どもが通園に抵抗を示すようになった声もありました。

子どもの性格もあるし難しいところだよね…

一方で以下のような肯定的な声もあります。

幼少期に一人っ子ではなかなか体験できない「お世話」を経験させてあげられるのは良いことですよね!

モンテッソーリ教育が合わない子とは?【親の相性も関係あり】

活発な性格の子

基本的にはモンテッソーリ教育自体に合わない子はいないとされていますが、モンテッソーリ教育を導入している施設の雰囲気などに馴染めない子はいます。

モンテッソーリ教育を導入している施設は、一般の施設に比べてとても静かな印象があるので、動き回るのが好きで活発な子だと施設の雰囲気に合わずストレスになってしまう可能性があります。

子どもの性格と施設の雰囲気を照らし合わせてみて、子どもに合っているかどうかを確認しましょう。

親の相性も大きく関係する

子どもの問題もありますが、親自身がモンテッソーリ教育に合っていないパターンもかなり多く見受けられます。

くまのすけ

意外に子どもの相性より重要だったりするんだ。

モンテッソーリ教育では子どもの自主性を重視しているので、子どもの行動や気持ちを優先して見守ってあげることが大切ですが、頭でわかっていても子どもの行動が理解できずについ怒ってしまったりなど、教育方針に沿ってサポートするのがストレスという親もいます。

モンテッソーリ教育を検討する際は、まず親自身が教育方針をしっかりと理解した上で、子どもと向き合い続けていけるかどうかをしっかりと考えるのも大切なポイントになります。

くまのすけ

この後に後悔しないための大切なポイントについても解説していくよ!

モンテッソーリ教育で後悔しないためのポイント

ここまで色んな口コミを聞いてきたけど、結局後悔しないためにはどうしたらいいのかな…?

くまのすけ

色んな口コミがあったけど以下のポイントを押さえておけば大丈夫だよ!

  1. モンテッソーリ教育をやる目的を明確にすること
  2. デメリットをよく調べて、それを許容できるか考えること
  3. 子どもが施設の雰囲気や教育方針に合いそうかしっかり確認すること
  4. 親自身が教育方針を理解した上で、子どもと向き合い続けていけそうか考えること

モンテッソーリ教育をやる目的を明確にすること

モンテッソーリ教育の目的は「自立していて、責任感と他人への思いやりの心を持ち、生涯学び続ける姿勢を持った有能な人間を育てる」ことです。

なんとなくモンテッソーリ教育が良さそうだからという理由ではなく、どんな子に育って欲しいのか考えた上で、その目的がモンテッソーリ教育で達成できるのかを考えてみましょう。

目的が明確になっていれば、教育過程で大変なことがあっても続けていけそうな気がするよね。

デメリットをよく調べて、それを許容できるか考えること

ここまでモンテッソーリ教育のデメリットの声を多数ご紹介してきました。

モンテッソーリ教育にもメリット・デメリットがありますが、許容できないデメリットがある場合は教育を続けていくことが難しい可能性があるため、しっかりと口コミや教育方針などリアルな情報を調べておきましょう。

子どもが施設の雰囲気や教育方針に合いそうかしっかり確認すること

モンテッソーリ教育を導入している施設に通う場合、子どもとの相性は施設の雰囲気や先生の質などによって大きく変わります。

施設の雰囲気や先生の接し方が合わずにストレスを抱え、「子どもが幼稚園に行きたくないと言うことが増えた」という口コミもあるため、教育方針や先生の接し方など、気になることは事前に細かく確認するようにしましょう。

環境に合わなかったらかわいそうだもんね…

親自身が教育方針を理解した上で、子どもと向き合い続けていけそうか考えること

前項でご紹介したように、親自身がモンテッソーリ教育の方針や接し方などを受け入れ、対応する必要があります。

モンテッソーリ教育では子どものやりたい気持ちを尊重するのである程度行動を見守ってあげることが大切ですが、親も忙しく時間がなかったり疲れていたりで接し方が難しいシーンも少なくないと思います。

また、おうちで使うモンテッソーリ教具や環境を整えたりするコストもそれなりにかかります。

それでも一貫してモンテッソーリ教育方針に沿った接し方を続ける必要があるため、事前に自分の環境でやる場合に続けていけそうかを今一度考えてみましょう。

モンテッソーリ教育は時代遅れではない!

モンテッソーリ教育も100年以上もの間で時代に合わせて進化し続けています。

例えば、下記の組み合わせを実施している施設もあります。

  • モンテッソーリ教育×IT
  • モンテッソーリ教育×英語

現代社会において必要とされるスキルが変わっていく中、学習のカリキュラムも時代に合わせて変化しています。

こんな取り組みもあるんだね。

また、よく懸念される協調性の発達についてですが、モンテッソーリ教育では異年齢交流(縦割り保育)のように様々な年齢や能力を持つ他の子供たちと一緒に過ごし、他者とのコミュニケーションや協力の重要性も学べるようになっています。

「興味がないことはやらない=わがままで協調性がない子に育つ」というイメージが先行してる印象は受けるなぁ。

くまのすけ

むしろモンテッソーリ教育では協調性を育てることも重視しているよ。

「興味があることをとことんやらせる=わがままに育つ」ではなく、好きで興味があることに自主的に取り組むことで五感の刺激を受け、思考力や創造力など様々な能力を効率良く伸ばしていくことを目的としています。

現代の一般的な教育方針で育った親も多いため偏見や批判の声もありますが、モンテッソーリ教育自体はとても良い教育法として確立されていることがわかります。

モンテッソーリ教育の方針について賛否両論は今後もあるかと思いますが、教育者の教育方針に対する理解やサポート体制、また学習環境の整備などが適切なモンテッソーリ教育をしていく上で大切なことなのかもしれません。

モンテッソーリ教育はおうちで遊べるおもちゃから始めよう!

既に幼稚園に通っている子はもちろんのこと、生後半年〜幼稚園前の子どもにもおすすめなのがおうちで知育ができる知育玩具(おもちゃ)です。

本格的にモンテッソーリ教育を受け始める前に、その土台となる基礎を知育玩具でトレーニングすることができます。

くまのすけ

幼稚園前の子どもでも、発達に合わせた知育玩具を与えてあげることで五感が刺激されて思考力や創造力を育てることができるよ!

確かに良さそう…!
でも高くて手が届かなさそう…

高価なおもちゃを購入することのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
長期的に遊べる
自由に利用できる
所有感や愛着が生まれる
コストが高い
在庫が溜まる
興味がなくなると不要になる
高価なおもちゃを購入するメリット・デメリット

デメリットが理由でモンテッソーリ教具の導入を渋っている方も多いのではないでしょうか?

くまのすけ

そこでおすすめなのがおもちゃのサブスクサービスだよ。

おもちゃのサブスクサービスであれば、月額料金を支払うことでモンテッソーリ教具を含む高価なおもちゃを一度に複数レンタルすることができます。

おもちゃのサブスクサービスを利用するメリットは以下の通りです。

おもちゃのサブスクを利用するメリット
  • 定期的に新しいおもちゃで遊べる
  • レンタルなので在庫が溜まらない
  • 子どもの興味や発達に合わせて選べる

確かにこれなら決められた予算内で効率良く知育ができそう!

くまのすけ

実際におもちゃのサブスクサービスを使ってみて、デメリットを含む正直なレビューを書いた記事もあるからぜひ参考にしてみてね!

以下の記事はおもちゃのサブスクサービスのレビュー記事になります。

まとめ

くまのすけ

本記事ではモンテッソーリ教育に対する悪評の理由や後悔しないポイントについて解説してきたよ。

まとめるとこんな感じかな。

本記事で伝えたいこと
  • モンテッソーリ教育は時代に合わせて変化し続けている
  • 事前に後悔しないためのポイントを押さえておく
  • 幼稚園前の乳幼児から始められるおもちゃのサブスクがおすすめ

理解度が低いことや一般的な教育法と大きく異なるため賛否両論はありますが、モンテッソーリ教育自体はとても良い教育法です。

効果的にモンテッソーリ教育をしていくためには、教育者の理解やサポート体制が1番重要なポイントと言っても過言ではないのかもしれませんね。

しっかりとモンテッソーリ教育について調べ、理解した上で導入するかを検討してみてはいかがでしょうか?

最後まで見てくれてありがとう〜!

今回は以上です。

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この記事を書いた人

30代の1児の父。子どもの発達に不安を感じ、知育玩具に興味を持つ。
様々な種類の知育玩具を実際に体験した経験をもとに、知育玩具に関するリアルなレビューや情報をお届けしていきます。

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