「感触遊びをするねらいはなんだろう?」
「具体的にどんな感触遊びがあるのか知りたい!」
子どもの発達に感触遊びがおすすめって聞いたけど、どんなねらいがあるんだろう?
実際に手で触れて遊ぶことで子どもにどういった効果が見込めるのか、
また、どういうねらいがある遊びなのか気になったことはないでしょうか?
私自身もなぜ感触遊びがここまで推奨されているのか疑問に感じたことがありました。
どんな効果があるのか気になるところだよね。
今回は感触遊びについて解説していくよ!
- 感触遊びのねらい
- 食材を使った人気の感触遊び
- 五感を刺激することの重要性
本記事では感触遊びのねらいや、感触遊びの種類・遊び方についてわかりやすく解説していきます!
少しでも子どもの発達を促進したいという方にはお役立てできる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
30代の1児の父。子どもの発達に不安を感じ、知育玩具に興味を持つ。
様々な種類の知育玩具やモンテッソーリ教具を実際に体験した経験をもとに、リアルなレビューや情報をわかりやすくお届けしていきます。
感触遊びのねらい
感触遊びが知育に良いって聞くけど、どういったねらいがあるの?
確かに気になるよね!
感触遊びのねらいは主に4つあるよ。
- 様々な素材の感触を楽しむ
- 想像力や思考力を鍛える
- 感触以外の香りや音などからも五感を刺激する
- 指先のトレーニングができる
それぞれ詳しく解説します。
1.様々な素材の感触を楽しむ
単純に色んな素材があるので、触り心地もそれぞれ異なります。
例えばスポンジのザラザラした感触、プチプチを潰す感触、寒天のツルツルした感触など、素材によって何通りもの感触があるので、子どもは新しい発見や刺激を受けながら楽しむことができます。
2.想像力や思考力を鍛える
例えばスポンジは指で押すと元の形に戻りますが、粘土の場合は押した形のまま戻りませんよね。
様々な素材に触れて体験することで、子どもが素材毎にどういった形状の変化をするのかを考えながら遊ぶようになるので、それが想像力や思考力のトレーニングに繋がります。
3.感触以外の香りや音などからも五感を刺激する
五感とは「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」のことですが、子どもは五感を刺激することでシナプスという脳の細胞が増えて人間らしく成長していきます。
触覚に分類される感触遊びですが、実は感覚だけでなく食材の香りや潰す音、カラフルな色合いなど、色んな五感を刺激できる遊びになっています。
その為、効率良く様々な五感を刺激できる感触遊びは知育に効果的というわけです。
4.指先のトレーニングができる
指先は人間にとって非常に重要な感覚器官で、子どもの発達に大きな影響を与えると言われています。
0〜6歳までの敏感期に握る・潰す・丸めるなど、指先・手先を動かすトレーニングをすることで五感が刺激され思考力や記憶力の向上にも繋がるため、手を使う感触遊びが発達に良いということです。
子どもにとってこんなにメリットがある遊びなんだね…!
知育にはおすすめの遊びだよ〜!
この後は具体的な遊び方について紹介するね!
食材を使う感触遊び【マカロニや春雨など】
ここからは食材を使う人気の感触遊びを紹介するよ!
お願いします!
1.マカロニを使う感触遊び
- <用意するもの>
-
- マカロニ(ペンネ、貝型、クルルなど適量)
- 水
- 鍋
- カップやタッパー
- ボウル
- <推奨年齢>
-
0歳児・1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児
- <作り方>
-
- マカロニを種類ごとにカップに入れる
- マカロニを茹でて十分に冷ます
- 茹でたマカロニをボウルに入れる
- <遊び方>
-
・最初は茹でる前の固いマカロニを触って楽しむ
・マカロニを茹でて柔らかくなったマカロニを触って違いを感じる -
ぷにぷにしたり、指でつっついたり遊んでます。
特に貝型のマカロニが気に入ったようです!
- <ポイント>
-
・色んな種類のマカロニを用意すると感触の違いを楽しめます。
・食紅を使って色付けすると視覚でも楽しめます。
・小麦粉を使用しているのでアレルギーに注意してください。
2.春雨を使う感触遊び
- <用意するもの>
-
- 春雨(適量)
- 水
- ざる
- 食紅
- カップやタッパー
- ボウル
- <推奨年齢>
-
0歳児・1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児
- <作り方>
-
- 最初は茹でる前の春雨の感触を楽しむ
- 茹でて十分に冷ましたらカップに分ける
- 食紅で色付けする
- <遊び方>
-
最初は茹でる前の春雨を触ってみます。
-
その後は、茹でて色付けした春雨をカップからボウルに移して、混ぜたりつまんだり…
-
びよーんと伸ばして、千切ってみたり!
- <ポイント>
-
・食紅を使用すると、カラフルになり視覚的にも楽しめます。
・茹でる前の春雨に触れさせて違いを楽しむのもおすすめです。
3.寒天を使う感触遊び
- <用意するもの>
-
- 粉末寒天…4g
- 水…500ml
- 食紅…0.03g
- 鍋
- カップやタッパー
- 製氷皿(あれば)
- <推奨年齢>
-
0歳児・1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児
- <作り方>
-
- 水(500ml)に粉末寒天(4g)を入れて混ぜる
- 鍋に入れて中火でかき混ぜながら溶かす
- 沸騰したら2〜3分程度火にかける
- 粗熱を取り、寒天と食紅をタッパーへ入れる
※カップの場合は耐熱温度に注意する - 常温で1時間程置いて固まったら完成
- <遊び方>
-
こちらは100均で売ってる製氷皿を使って作った小さい宝石のような寒天をつまんでいるところです。
-
その後に、大きい寒天をギュッと押したり、感触を楽しんでました。
感触遊びの中でも、寒天遊びは特にお気に入りだった様子です!
- <ポイント>
-
・何色か異なる寒天を一緒の容器に入れるとグラデーションを楽しめます。
・水の量を減らして作ると少し固めの寒天を作れます。
・100均で売ってる型を使えば、型抜きする遊びもできます。
4.小麦粉を使う感触遊び
※画像は準備中です。
- <用意するもの>
-
- 小麦粉…350g
- 水…120g
- 油…少量
- 塩…少量
- 食紅
- <推奨年齢>
-
0歳児・1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児
- <作り方>
-
- ボウルに小麦粉を入れる
- 塩と食紅を入れて混ぜる(好みの濃さになる程度)
- 油を少量入れて混ぜる
- 水を入れながら混ぜる(好みの硬さになる程度)
- <遊び方>
-
- 小麦粉を混ぜながら色や感触を楽しむ
- 水を入れて混ぜて硬さの変化を楽しむ
- 握る、潰す、丸めるなど形状の変化を楽しむ
- <ポイント>
-
- 塩は小麦粉の防腐剤の役割があります。
- 固まってから色付けするのは大変なので、水を入れる前に食紅を混ぜるのがおすすめです。
どれも新鮮で楽しそう!
子どもも興味を持って遊んでくれそうだね♪
食材に興味を持つことで食育にも繋がるメリットもあるんだ。
ぜひ気になったものから試してみてね!
なるべく汚さずに感触遊びがしたいという方はこちらの記事もどうぞ!
感触遊びが発達に効果的な5つの理由
ここからは感触遊びが発達に良いと言われる理由を解説するよ。
- 思考力や好奇心を促進できる
- 手先・指先のトレーニングができる
- 五感を刺激することで成長に繋がる
- 感じたことを表現する言語能力が伸ばせる
- 夢中でやることで創造力や集中力が身に付く
詳しく解説します。
1.思考力や好奇心を促進できる
様々な感触遊びをすることで、「これはどういう感触なんだろう?」といったように自ら興味を持って考えることで、思考力や好奇心の向上に繋がります。
小さい頃から考える力を養えるのは良いね!
2.手先・指先のトレーニングができる
手や指を使う動作には、摘んだり、握ったり、引っ張ったり、押したりと様々なパターンがあります。
様々なパターンの動作をすることで受ける刺激も多くなるので、五感を刺激するトレーニングになります。
3.五感を刺激することで成長に繋がる
「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の5つの感覚のことを五感と言います。
五感が刺激されると、脳で情報伝達をする細胞同士が繋がり合う接点(シナプス)が増えていき、それが増えていくことでスムーズに脳で情報伝達ができるようになり発達促進に繋がっていきます。
4.感じたことを表現する言語能力が伸ばせる
感触遊びを通じて、新しい発見や驚いた時など、相手に自分の意思や感情を表現する機会を与えることができます。
また、言葉のトレーニングとして、春雨なら「ちゅるちゅる」、片栗粉なら「ペタペタ」というような音を言ってあげながらオノマトペをするのもおすすめですよ。
5.夢中でやることで創造力や集中力が身に付く
子ども自ら興味を持つと、長い時間没頭して繰り返し遊ぶことがありますよね。
感触遊びは子どもに興味を持ってもらいやすい遊びで、結果的に集中力を伸ばすトレーニングにもなります。
また、感触遊びでは指で触った時に形や温度が変わったりするので、「こうしたらどうなるのかな?」といった創造力の向上に繋げていくことが期待できます。
感触遊びで気を付けるポイント
やってみる際に気を付けることはあるかな?
主に以下の5つを押さえておこう!
- 誤飲しないように見守る
- 不衛生なものは使用しない
- 嫌がる子には無理にやらせない
- アレルギーをしっかり確認する
- 必要な道具などは前もって準備する
それぞれ詳しく解説します。
1.誤飲しないように見守る
子どもは何でも口に入れたがるので食べれない素材や固いものなどを誤って飲み込んで詰まらせてしまう恐れがあります。
そういったことがないように保護者がしっかりと目を離さずに見守り、安全に遊べるようにしてあげましょう。
2.不衛生なものは使用しない
上記でお伝えした通り、子どもはお口に入れたがるので汚れている不衛生なものを使用すると病気の原因になります。
子どもの健康のためにも使用する道具や素材が清潔で安全かどうかを確認しておきましょう。
3.嫌がる子には無理にやらせない
感触を感じ取る「感覚」の器官は、五感の中でも特に敏感な器官と言われています。
そのため、子どもによっては過剰に反応したり嫌がるパターンもあるので、嫌がる素振りがあるようなら無理にやらせないようにするといいでしょう。
4.アレルギーをしっかり確認する
素材や食物のアレルギーがある場合は、使用するものにアレルギー成分が含まれてないかを事前に確認しましょう。
イメージで含まれていないだろうと思っても、実際に成分表を見たら含まれていた…ということもあるので、安全に遊ぶために念入りにチェックすると良いですよ。
5.必要な道具などは前もって準備する
遊びながら準備をするとなると、子どもから目を離さなくてはいけない時間が発生してしまいます。
子育てをしていると様々なシーンで、よりによってほんの少し目を離した時に何かやらかすってこと多いですよね…
しっかりと見守りながら遊ぶために、事前に用意はしておくといいでしょう。
知育おもちゃを使った感触遊びもおすすめ!
食材を使う感触遊び以外にも楽しめる方法が、知育おもちゃを使った感触遊びです。
感触遊びは準備の手間がありますが、おもちゃであれば手軽に遊びながら知育できるのがメリットです!
下記の記事では、感触遊びができるおすすめの知育おもちゃの紹介もしておりますので、参考にしてみてください。
また、知育おもちゃを使って効率良く発達を促進したいという方には、おもちゃのサブスクもおすすめです。
子どもの興味や発達状況に合わせてプロが選定してくれたり、定期的におもちゃが届き、楽しみながら知育ができるので、うちではサブスクサービスを愛用しています。
サービスについてのレビュー記事も是非チェックしてみてくださいね。
まとめ【感触遊びのねらいを理解して遊ぼう!】
本記事では食材を使った感触遊びと、そのねらいについて解説してきたよ。
改めて、感触遊びのねらいは以下の通りだね!
- 様々な素材の感触を楽しむ
- 想像力や思考力を鍛える
- 感触以外の香りや音などからも五感を刺激する
- 指先のトレーニングができる
子どもにとって普段触らないような不思議で新鮮な感触に触れることで五感が刺激され、発達に良い影響を与えてくれます。
好奇心や吸収力が高い子どもの時期にたくさん刺激を与えてあげられると、とても良いですよね。
発達には個人差がありますが、子どもの健康的な成長にとって少しでも良いことを実践していきたいものです。
その一つの選択肢として感触遊びをしてみてはいかがでしょうか!
最後まで見てくれてありがとう!
今回は以上です。
コメント