「一人っ子で遊び相手がいない分、たくさんおもちゃを買ってあげたい!」
「子どもが可愛くて、ついおもちゃを買い与えすぎてしまう…」
「子どもと遊ぶのが大変で、おもちゃに頼ってしまう…」
子どもがおもちゃに夢中で楽しそうに遊んでいるところを見ると、どんどん新しいおもちゃも買ってあげたくなっちゃうんだよね。
実際にSNSではママ友から「おもちゃ買いすぎ」と言われたという声も…
皆さんに質問があります。
— おつか蓮根 α (@vOglWEsqJSmO6lh) May 2, 2021
子供の小さいときっておもちゃとかけっこう買ってました?誕生日やクリスマスだけとかでした?今日嫁さんがママ友に買いすぎって言われたらしく🤔僕的にはじいちゃんばあちゃんが近くに住んでなく年何回しか会えてないから良いかなと思っていたのですが
私の周りでもついついおもちゃを買いすぎてしまう家庭や祖父母のお話を結構耳にすることがあります。
私自身も実際に子どもが楽しそうに遊んでいるところを見て嬉しくなって、ついつい新しいおもちゃを買ってしまい、
気付けば遊びきれない程のおもちゃが溜まっているような状況だったのでわかります…
可愛い子どもに買ってあげたくなる気持ちはすごくわかるよ。
でも、与えすぎは子どもにとって悪影響もあるんだ。
えっ、悪影響があるの!?
それでは、今回は子どもにおもちゃを与えすぎるとどういう影響があるのかについて解説していくよ!
- おもちゃを与えすぎによる3つの悪影響
- おもちゃの与えすぎを防ぐ4つの方法
- おもちゃの適正量
- おもちゃを選ぶポイント
本記事を読むことで、おもちゃの量が子どもに与える影響やおもちゃの適正量、選ぶポイントなどがわかりますので是非参考にしてみてください。
30代の1児の父。子どもの発達に不安を感じ、知育玩具に興味を持つ。
様々な種類の知育玩具やモンテッソーリ教具を実際に体験した経験をもとに、リアルなレビューや情報をわかりやすくお届けしていきます。
おもちゃの与えすぎによる3つの悪影響
さっき言ってた悪影響ってどんなことが…?
おもちゃを与えすぎることによる悪影響を3つにまとめたよ。
- 創造力・集中力が育ちにくくなる
- 部屋が散らかり、片付けしにくくなる
- 買ってもらうのが当たり前になり、物を大切にしなくなる
1.創造力・集中力が育ちにくくなる
おもちゃの数に応じた子どもの創造力の実験を行なったアメリカのトレド大学研究チームが、
一度に遊ぶおもちゃが少ないと、子供たちがより創造的になることを発見した論文を発表しています。
【参考記事】https://medicalxpress.com/news/2017-12-kids-toys-stifles-creativity.html#google_vignette
Medicalxpressより引用
36人の幼児を対象に、30分間1人で遊ぶためのおもちゃを4個与えたパターンと16個与えたパターンの2グループに分けて創造性をテストする実験が行われました。
その結果、4個のおもちゃで遊ぶ幼児は、16個のおもちゃで遊ぶ幼児よりも創造的な活動をしていることを発見したそうです。
また、当然ではありますが4個のおもちゃで遊ぶ幼児は1つのおもちゃで遊ぶ時間も増える傾向にあることがわかりました。
選択肢が少ないなりに遊び方も考えて工夫するようになるんだね!
おもちゃの数が多いと目移りしやすいから、1つのおもちゃで遊ぶ集中力や、工夫して遊ぼうとする創造性が育ちにくいのがわかったんだね。
一概に多ければ良いってものでもなさそうだね。
2.部屋が散らかり、片付けしにくくなる
子どもが色んなおもちゃを次々に取り出して遊んでいて、気付いたら部屋中がおもちゃだらけ…みたいなことありますよね。
散らかっているとおもちゃのパーツが紛失したり、踏んづけてケガの原因にもなるし、
何より散らかす度に片付ける親のストレスの原因にもなります…
確かに毎回片付けても、またすぐ散らかしたりで大変なんだよね…
3.買ってもらうのが当たり前になり、物を大切にしなくなる
次々に買い与えていると新しいおもちゃを買ってくれるのが当たり前という思考になり、
使っているおもちゃを雑に扱ったり、買ってくれない時に癇癪を起こしたりする可能性があります。
冒頭で紹介した投稿のリプ欄にはこんな声もありました。
与え過ぎた派です。
— YY (@Cn1SzkiSMqjfxww) May 2, 2021
高価なものはイベントの時やったけどちょこちょこと。。。
今二人とも成人しましたが、物に対する接し方が荒い😅
本当に欲しいものを大切にするというのを教えられてなくて😓
ま、それはあたしの育て方が悪いだけでおもちゃのせいではないんやけどね😓😓😓
上記のリプでは子どもにおもちゃを与えすぎた結果、「本当に欲しいものを大切にすることを教えてあげられず、物に対する接し方が荒くなった」という意見がありました。
おもちゃだけが原因というわけではないですが、幼少期に物の大事にすることの大切さを教えるのも必要かもしれませんね。
イヤイヤ期の場合は躊躇にその影響が出て大変そう…
バランスが大切なんだけど、わかっていてもなかなか難しいよね…
おもちゃの与えすぎを防ぐ4つの方法【悪影響の対策】
与えすぎないように気を付けたいとは思うけど、どうしたものか…
与えすぎない対策としては以下がおすすめだよ。
- 買う時のルールを決める
- 出しておくおもちゃの数を決める
- 不要なおもちゃは処分する
- 身内におもちゃの方針を共有する
1.買う時のルールを決める
誕生日、クリスマス、その他家族イベント、◯ヶ月に1回などのように事前に買うタイミングや頻度をある程度決めておきましょう。
買ってもらうことが当たり前じゃなくなれば、買ってもらった時の特別感が増し、子どもの喜びも一段と高まります。
わがままにならないように子ども自身の自制心も育てていけるといいですね。
2.出しておくおもちゃの数を決める
すぐ遊べる場所に置いておくおもちゃがたくさんあるとごちゃごちゃするので、
良く遊ぶおもちゃを厳選して決められた場所に配置・お片付けするなど、整理整頓しやすい状態にしましょう。
子ども自身も限られたおもちゃで工夫して遊ぶようになるので、創造性や集中力も育てる環境作りにもなります。
おもちゃに興味がなくなってきたら入れ替えて遊ばせてあげよう!
3.不要なおもちゃは処分する
例えば、積み木などの長く使えるおもちゃは子ども自身のブームがあるので、一度飽きてもまた興味を持つ可能性がありますが、
モビールや歯固めラトルのような少し大きくなったら使わないようなものは、処分もしくはメルカリに出品するなどして整理しましょう。
一回整理してみると想像以上に使っていないおもちゃがたくさん出てきてスッキリしますよ!
4.身内におもちゃの方針を共有する
祖父母や親戚がたくさんおもちゃを買ってくれるから必要以上のおもちゃで溢れている家庭もあるかと思います。
その場合はおもちゃを買うタイミングや量を調整している方針を事前に共有しておくことで、不要なおもちゃが増えることがなくなります。
せっかく買ってくれてたのに申し訳ないもんね…
善意で買ってくれていると思いますので、ありがたい気持ちはしっかり伝えた上で、おもちゃの量を調整している方針を共有するようにしましょう。
おもちゃを与えない場合は「知育の機会が減る」
おもちゃの与えすぎが良くないってことだけど、逆におもちゃを与えない場合はどうなのかな?
知育玩具で遊ぶことで子どもの発達を促進することができるから、おもちゃが全くないと単純にその機会が減ってしまうことになるよ。
知育を促進する機会が減る
家の中でも子どもが1人で夢中になって遊び、自ら発達を促進できるのが知育玩具の強みですが、
おもちゃがない場合はその機会が失われていることになります。
知育玩具は子どもの発達を促進するように設計されており、遊びながらも思考力や集中力、創造力といった能力が育つように作られているので、おもちゃを全く与えないのはもったいないですよね。
五感の刺激が減る
子どもが成長していくにあたって、五感を刺激することはとても重要な要素です。
子どもは敏感期といわれる0歳~6歳までの間に、日常生活のあらゆるシーンから「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の五感を無意識に感じ取り成長します。
脳が刺激されると、脳内で情報処理を行う神経細胞同士が繋がる接続点であるシナプスが増えて情報処理能力が向上し、
その結果、言葉を覚えたり、複雑な動きができるようになるなど、人間らしく成長していきます。
シナプスを増やすために必要なものが五感で、その五感を刺激する1つの選択肢として知育玩具があるってことだよ。
五感を刺激する機会は多い方がいいから、適正量のおもちゃはあった方が良いってことだね!
おもちゃの量は「子どもの成長状況とスペースの広さ」で決める!
うーん。適正量といってもどのくらいが良いのかわからないな…
確かに正解がないから難しいよね…
子どもの発達状況や家庭環境によって決めるのをおすすめするよ。
月齢だったり子どもの発達状況や興味によるので正解はないのですが、私の家庭では以下の2点を意識して決めています。
子どもが把握できる量
部屋に一度に出しておくおもちゃの数ですが、個人的な目安は1〜2歳で5〜7個程度としています。
理由としては、比較的興味を示し、ちょくちょく手に取って遊ぶおもちゃの数が大体このくらいだからです。
子どもが把握できる量を決める際は以下を意識しています。
- 全く遊んでいないおもちゃはしまう
- 子どもが興味を持ってるおもちゃに絞る
- 飽きてる様子ならおもちゃを入れ替える
3歳以降は成長や年齢を重ねるにつれて、徐々に片付けや管理ができるようになってくるので、それに応じておもちゃの数も増やしていくのが良いでしょう。
遊べるスペースの広さに合う量
遊べるスペースがそこまで広くない場合はたくさんおもちゃがあっても整理整頓がしづらいと思います。
また、狭いスペースにおもちゃのパーツが散らばっていると踏んだり転んだりして怪我の危険性もあるので、遊ぶスペースに余裕を持った量にする方がいいですね。
スペースに余裕があれば問題ないですが、限られている場合は部屋の広さとおもちゃの数を考慮して決めましょう!
おもちゃを選ぶポイント
おもちゃを厳選する分、選ぶものも迷うよね…
厳選する上で気にした方が良いことはある?
1番大切にしたいことは、子どもの興味や発達状況に合ったおもちゃを選んであげることだよ!
子どもの発達や興味に合ったおもちゃを選ぶ
0〜6歳の子どもには敏感期という極めて感受性や吸収力が高い時期があります。
子どもが興味を持ったおもちゃを与えてあげると集中して繰り返し遊びながら学んでくれるので、効率良く知育ができるという事です。
限られた時期しかない敏感期なので、おもちゃを選ぶ際は子どもが今何に興味があるのかをよく観察して、成長に合わせて選んであげるといいですよ。
以下の記事では敏感期やおすすめのおもちゃ例についてもわかりやすく解説していますので、あわせて読んでみてください。
同じジャンルのおもちゃは1つに絞る
おもちゃを限られた数に絞る際は、種類が被らないようにすることをおすすめします。
例えば、メーカーが違うだけで型落としが2つあったり、ルーピングが2つあったりしても、遊び方や学べることは変わらないので、
色んな遊び方や発見ができるようにおもちゃの種類が被らないようにするのがおすすめです!
できるだけいろいろな五感の刺激を与えられるラインナップになるといいね!
おもちゃの量を管理しやすいサブスクがおすすめ!
なんとなくわかったけど実際に管理するとなると難しそうだね…
量の管理とか何を選べばいいかとか考えることが多いからね。
そういう方にはおもちゃのサブスクサービスがおすすめだよ!
おもちゃの量の管理が難しいという方や、選び方に迷うという方はおもちゃのサブスクサービスがおすすめです。
- 収納スペースが節約できる
- おもちゃの買い過ぎを防げる
- 高価なおもちゃも気軽にレンタルできる
- 定期的に新しいおもちゃが届くので飽きない
- 発達状況に合ったおもちゃをプランナーが選定してくれる
上記のメリットに魅力を感じる点がある方はサブスクサービスを検討してみてはいかがでしょうか。
実際に私もサブスクサービスは利用していますが、子どもの発達状況に合わせて高価なものを含む色んな種類のおもちゃを定期的にレンタルできますし、
そこまで部屋が広くないのでスペースが節約できてとても使いやすいです!
別記事では実際に利用しているサブスクサービスを正直にまとめた徹底レビュー記事も書いておりますので、あわせて読んでみてください。
以下はおもちゃのサブスクサービスのレビュー記事になります。
まとめ
本記事では以下のことを解説してきたよ。
- おもちゃを与えすぎることの悪影響
-
- 創造力・集中力が育ちにくくなる
- 部屋が散らかり、片付けしにくくなる
- 買ってもらうのが当たり前になり、物を大切にしなくなる
- おもちゃの与えすぎを防ぐ4つの方法
-
- 買う時のルールを決める
- 出しておくおもちゃの数を決める
- 不要なおもちゃは処分する
- 身内におもちゃの方針を共有する
- おもちゃを与えない場合はどうなる?
-
知育玩具を通じて五感の刺激や発達促進できる機会がなくなる
発達が著しい敏感期に適正量のおもちゃを与えるのがおすすめ! - おもちゃの適正量
-
子どもの成長状況とスペースの広さで決める
- おもちゃを選ぶポイント
-
- 子どもの発達や興味に合ったおもちゃを選ぶ
- 同じジャンルのおもちゃは1つに絞る
これを参考にして子どものおもちゃ管理をしてみるよ!
おもちゃの量が与える影響を理解した上で、家庭環境や子どもの発達に良いおもちゃ選びや管理をすることが大切です。
本記事の内容が今後のおもちゃ管理をする上で少しでも参考になれば幸いです!
今回は以上です。
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